新ヒストミンゴールド液VS新リコリス「ゼンヤク」 [風邪のお供にヒストミンゴールド]
はじめに
風邪時のだるさや疲れに効果のある医薬品の栄養ドリンクといえば新ヒストミンゴールド液(小林薬品工業)や新リコリス(全薬工業)があります。
ハピコムから販売されている主力商品・新ヒストミンゴールドのご紹介は以前させていただきました(参考記事:身体の弱っている時の栄養補給は新ヒストミンゴールド液で決まり)
が、ハピコムグループ(イオンやウエルシア)などでしか見たことがない、栄養補給にはやっぱり昔からある新リコリスだ、と思う方もいるでしょう。この2種類、どこがどう違うのか検討してみます。
(c) .foto project
ラウンド1:値段の違いは?
なんだかんだで、結局薬は購入するものでお金が必要ですから、値段を見ていきましょう。
・新ヒストミンゴールド液:3本入税込1008円(1本あたり336円)
・新リコリス「ゼンヤク」:3本入税込906円(1本あたり302円)
お馴染みの某ドラックストアの参考価格ですが、新ヒストミンゴールド液は3本入税込1008円に対して、新リコリスは3本入税込906円です。
1本あたり336円に対して302円。1日3回、1回1本という用法は同じですから、1日分として考えても新リコリスがお得ですね。
(あれ、おかしいな‥。新ヒストミンゴールド液を勧めるはずなのに‥。)
そういえば新ヒストミンゴールド液には6本入りと10本入りがあります。
・新ヒストミンゴールド液:6本入税込1934円(1本あたり322円)
・新ヒストミンゴールド液:10本入税込3066円(1本あたり306円)
・新リコリス「ゼンヤク」:6本入税込1728円(1本あたり288円)
6本入りは税込1934円、10本入りは税込3066円ですから、1本あたり322円と306円‥。
おお。新ヒストミンゴールド液10本入を購入すれば1本あたりは新リコリスとほぼ同額と考えられます。
ただ、新リコリスにも6本入があり、税込1728円(1本あたり288円)なので、値段の面では完全に新リコリスの勝ちです。
ラウンド2:効き目の違いは?
効き目の違いは成分の違いから考えれば良いでしょう。
新ヒストミンゴールド液1本中(30ml)
・カンゾウエキス300mg
・ショウキョウエキス0.33ml
・トウヒエキス0.17ml
・麦門冬エキス0.1ml
・ピリドキシン塩酸塩10mg
・ニコチン酸アミド10mg
・パンテノール10mg
・タウリン300mg
他添加物。
新リコリス「ゼンヤク」1本中(20ml)
・カンゾウエキス300mg
・ピリドキシン塩酸塩5mg
・オロチン酸コリン35mg
・パンテノール20mg
・タウリン200mg
他添加物。
ぱっと見比べただけでは正直どちらが優れているのか判断できません。違いを確認してみましょう。
主成分のカンゾウエキスはどちらも同じ量入っています。そのため抗アレルギー作用や抗炎症作用によるくしゃみや鼻水、のどの赤みに対しての効果は同等と考えられます。
ショウキョウ、トウヒ、麦門冬に関しては新ヒストミンゴールド液のみ配合されていますので、より風邪症状がひどい場合にはコチラがお勧めです。
また、疲労回復を担う肝臓の働きを助けるタウリンも新ヒストミンゴールド液に多く含まれるので優れているといえるでしょう。
さて新リコリスに配合されているオロチン酸コリンですが、恥ずかしながら生まれて初めて見た成分です。
調べてみると‥オロチン酸コリンは身体の代謝を活発にして、疲れをとる成分です。ただ、どの程度効果があるのかはっきりとはわかりません。
よって、咳や冷えなどの風邪症状がひどいなら漢方の生薬成分を配合した新ヒストミンゴールド液が効きやすいと言えますが、疲れやだるさなどに対してはどちらが効きやすいとは言えず、飲む方の体質や体調によるところがあるのでは‥と推測されます。
ラウンド3:飲み易さは?
いよいよ第3ラウンド。ここで決着が着くはずです。
最後は飲み易さ(味)です。
新ヒストミンゴールド液はとにかく甘いです。
生薬の苦味健胃薬が含まれるので、苦味を取るため白糖を加えているのでしょう。
糖分の取りすぎでは?と感じるくらい本当に甘いです。
例えば、葛根湯の液薬が販売されていますが、それは少し甘い中でも薬独特のまずさがあります。そのまずさに関しては新ヒストミンゴールド液では感じられないので、その点では飲みやすいとも言えるでしょう。
新リコリスもほぼ同成分のため似たような味わいになります。甘さ際立つそんな味です。
ただ、1本あたりに飲む量が新ヒストミンゴールド液は30mlに対して新リコリスは20ml。これは多く飲めば効くというものではなく、少ない量で成分が凝縮されていると考えられます。
ですので、(正直に申し上げると)美味しくない栄養ドリンクをたくさん飲んでオエっとなるよりは量の少ない濃いドリンクを飲むのが望ましく思います。
もちろん服用される方により味の感覚が異なり一概には言えませんので、参考程度にお考え下さい。
結果と総評
値段と飲み易さは新リコリス「ゼンヤク」が勝利。効き目は新ヒストミンゴールド液がやや優勢。
本当は新リコリス「ゼンヤク」よりも新ヒストミンゴールド液が優れているのでおすすめです、としたかったのですが、検討していくうちに新リコリス「ゼンヤク」のメリットが多いことに気付いていきました。
ハピコムファンとしてはとても残念ですが、効き目が悪いわけではありません。新リコリス「ゼンヤク」の仲間に新ヒストミンゴールド液も入れてあげてください。
お読みいただきありがとうございます。
まとめ
・痰や咳、身体の冷えなどを伴う風邪症状で苦しいときには新ヒストミンゴールド液を選ぶ
・値段や飲み易さを考えると新リコリス「ゼンヤク」を選べば問題ない
スポンサーリンク
スポンサーリンク
風邪時のだるさや疲れに効果のある医薬品の栄養ドリンクといえば新ヒストミンゴールド液(小林薬品工業)や新リコリス(全薬工業)があります。
ハピコムから販売されている主力商品・新ヒストミンゴールドのご紹介は以前させていただきました(参考記事:身体の弱っている時の栄養補給は新ヒストミンゴールド液で決まり)
が、ハピコムグループ(イオンやウエルシア)などでしか見たことがない、栄養補給にはやっぱり昔からある新リコリスだ、と思う方もいるでしょう。この2種類、どこがどう違うのか検討してみます。
(c) .foto project
ラウンド1:値段の違いは?
なんだかんだで、結局薬は購入するものでお金が必要ですから、値段を見ていきましょう。
・新ヒストミンゴールド液:3本入税込1008円(1本あたり336円)
・新リコリス「ゼンヤク」:3本入税込906円(1本あたり302円)
お馴染みの某ドラックストアの参考価格ですが、新ヒストミンゴールド液は3本入税込1008円に対して、新リコリスは3本入税込906円です。
1本あたり336円に対して302円。1日3回、1回1本という用法は同じですから、1日分として考えても新リコリスがお得ですね。
(あれ、おかしいな‥。新ヒストミンゴールド液を勧めるはずなのに‥。)
そういえば新ヒストミンゴールド液には6本入りと10本入りがあります。
・新ヒストミンゴールド液:6本入税込1934円(1本あたり322円)
・新ヒストミンゴールド液:10本入税込3066円(1本あたり306円)
・新リコリス「ゼンヤク」:6本入税込1728円(1本あたり288円)
6本入りは税込1934円、10本入りは税込3066円ですから、1本あたり322円と306円‥。
おお。新ヒストミンゴールド液10本入を購入すれば1本あたりは新リコリスとほぼ同額と考えられます。
ただ、新リコリスにも6本入があり、税込1728円(1本あたり288円)なので、値段の面では完全に新リコリスの勝ちです。
ラウンド2:効き目の違いは?
効き目の違いは成分の違いから考えれば良いでしょう。
新ヒストミンゴールド液1本中(30ml)
・カンゾウエキス300mg
・ショウキョウエキス0.33ml
・トウヒエキス0.17ml
・麦門冬エキス0.1ml
・ピリドキシン塩酸塩10mg
・ニコチン酸アミド10mg
・パンテノール10mg
・タウリン300mg
他添加物。
新リコリス「ゼンヤク」1本中(20ml)
・カンゾウエキス300mg
・ピリドキシン塩酸塩5mg
・オロチン酸コリン35mg
・パンテノール20mg
・タウリン200mg
他添加物。
ぱっと見比べただけでは正直どちらが優れているのか判断できません。違いを確認してみましょう。
主成分のカンゾウエキスはどちらも同じ量入っています。そのため抗アレルギー作用や抗炎症作用によるくしゃみや鼻水、のどの赤みに対しての効果は同等と考えられます。
ショウキョウ、トウヒ、麦門冬に関しては新ヒストミンゴールド液のみ配合されていますので、より風邪症状がひどい場合にはコチラがお勧めです。
また、疲労回復を担う肝臓の働きを助けるタウリンも新ヒストミンゴールド液に多く含まれるので優れているといえるでしょう。
さて新リコリスに配合されているオロチン酸コリンですが、恥ずかしながら生まれて初めて見た成分です。
調べてみると‥オロチン酸コリンは身体の代謝を活発にして、疲れをとる成分です。ただ、どの程度効果があるのかはっきりとはわかりません。
よって、咳や冷えなどの風邪症状がひどいなら漢方の生薬成分を配合した新ヒストミンゴールド液が効きやすいと言えますが、疲れやだるさなどに対してはどちらが効きやすいとは言えず、飲む方の体質や体調によるところがあるのでは‥と推測されます。
ラウンド3:飲み易さは?
いよいよ第3ラウンド。ここで決着が着くはずです。
最後は飲み易さ(味)です。
新ヒストミンゴールド液はとにかく甘いです。
生薬の苦味健胃薬が含まれるので、苦味を取るため白糖を加えているのでしょう。
糖分の取りすぎでは?と感じるくらい本当に甘いです。
例えば、葛根湯の液薬が販売されていますが、それは少し甘い中でも薬独特のまずさがあります。そのまずさに関しては新ヒストミンゴールド液では感じられないので、その点では飲みやすいとも言えるでしょう。
新リコリスもほぼ同成分のため似たような味わいになります。甘さ際立つそんな味です。
ただ、1本あたりに飲む量が新ヒストミンゴールド液は30mlに対して新リコリスは20ml。これは多く飲めば効くというものではなく、少ない量で成分が凝縮されていると考えられます。
ですので、(正直に申し上げると)美味しくない栄養ドリンクをたくさん飲んでオエっとなるよりは量の少ない濃いドリンクを飲むのが望ましく思います。
もちろん服用される方により味の感覚が異なり一概には言えませんので、参考程度にお考え下さい。
結果と総評
値段と飲み易さは新リコリス「ゼンヤク」が勝利。効き目は新ヒストミンゴールド液がやや優勢。
本当は新リコリス「ゼンヤク」よりも新ヒストミンゴールド液が優れているのでおすすめです、としたかったのですが、検討していくうちに新リコリス「ゼンヤク」のメリットが多いことに気付いていきました。
ハピコムファンとしてはとても残念ですが、効き目が悪いわけではありません。新リコリス「ゼンヤク」の仲間に新ヒストミンゴールド液も入れてあげてください。
お読みいただきありがとうございます。
まとめ
・痰や咳、身体の冷えなどを伴う風邪症状で苦しいときには新ヒストミンゴールド液を選ぶ
・値段や飲み易さを考えると新リコリス「ゼンヤク」を選べば問題ない
スポンサーリンク
スポンサーリンク
コメント 0