ローションタイプのエンクロンもあるよ!エンクロンローションEX(指定第2類医薬品) [頭皮のトラブルに]
ローションタイプのエンクロンもあるよ!エンクロンローションEX(指定第2類医薬品)
はじめに
突然ですが、あせもや痒み、虫さされの場合に薬は何を塗りますか?液体ムヒ(池田模範堂)やキンカン(金冠堂)、あせも用のクリームなどが候補にあがるでしょうか。
では毛深い場所や頭の痒み、また、患部が広い範囲に渡る場合ではどうでしょう。市販されている軟膏やクリームの塗り薬ではべたついて塗りくく、さらには、広い範囲にも塗りにくいのではないでしょうか。そこで皆さん思うのです。
あ~液体タイプの塗り薬があればなぁ~。
ドラックストアでは範囲の狭い患部にも直接塗れるローションタイプの塗り薬も販売しています。それがエンクロンローションEX(資生堂薬品)です。
今回はエンクロンローションEXがどのような商品なのか記載していきます。
この記事の目次
1、 はじめに
2、 エンクロンローションEXとは?
3、 液剤が塗りやすい?液体ムヒやキンカンも液剤だからOK?
4、 エンクロンローションEXの成分について
5、 さいごに
エンクロンローションEXとは?
エンクロンローションEXとはハピコムグループが販売しているローションタイプの塗り薬です。かゆみや湿疹、虫刺され、かぶれなどに効果を発揮します。
ローションタイプは浸透しやすく、また、伸びが良く、患部が広範囲に渡る場合にもとっても塗りやすい特徴があります。
また、軟膏やクリーム剤で塗布をしにくい場所(髪の毛やわき、毛深いところ)にもローション(液体)タイプが塗りやすいということもメリットのひとつです。
液剤が塗りやすい?液体ムヒやキンカンも液剤だからOK?
もちろん液ムヒやキンカンでも患部に塗れるのであれば問題ないでしょう。ただ、液ムヒやキンカンは皮膚表面に当てて薬を浸透させる液剤ですから、かき分けたとしてもどうしても毛に触れてしまいます。
まったく関係のない毛に薬液がついてしまえば、薬のついた気持ち悪さと、毛に何らかのダメージを与えてしまうでしょう。毛が抜ける原因になってしまうことさえあります。
この点、患部にピンポイントで薬液を塗布する容器になったローションタイプの液剤(つまりエンクロンローションEX)でしたら、必要な部位のみに塗布できるので不要な心配をしなくてOKです。
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エンクロンローションEXの成分について
エンクロンローションEXの成分をみてみましょう。
・プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)
・ジフェンヒドラミン塩酸塩
・クロタミトン
・トコフェロール酢酸エステル
・イソプロピルメチルフェノール
他添加物です。
いわいるステロイド剤のプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルですが、優れた炎症止めとして患部の腫れや痒みを和らげます。PVAはアンテドラックとも呼ばれ、患部で効果を示し、吸収されると低活性の物質に変わる性質があります。このため通常のステロイド剤に比べて安全性が高いと考えられるでしょう。
また、痒み止めとしてジフェンヒドラミン塩酸塩とクロタミトン、血行促進作用のあるトコフェロール酢酸エステル、殺菌効果のあるイソプロピルメチルフェノールが配合されています。
さいごに
今回は広い範囲にも塗り易く、毛深い場所にも塗布し易いエンクロンローションEXのご紹介でした。優れた商品ではありますが、ステロイド剤配合のため、長期間の使用は避けるべきです。
自己判断での使用は症状が長引く恐れもありますから、医師や薬剤師、登録販売者に確認してから購入を検討しましょう。お読みいただきありがとうございます。
参考文献:エンクロンローションEX添付文書
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