ナチュラルハンド20DXとケラチナミンWクリームはどちらが優れているのか! [塗り薬(尿素配合)]
ナチュラルハンド20DXとケラチナミンWクリームはどちらが優れているのか!
はじめに
ハピコムグループのドラックストアをウロウロしていると、ケラチナミンWクリーム(興和株式外社)の商品の隣にナチュラルハンド20DXが並んでいることに気付きます。
これは自社製品を売りたいがための商品陳列です。有名な商品(ケラチナミンWクリーム)を利用してその右隣に自社製品(ナチュラルハンド20DX)を並べる。右手の法則です。
話がいきなり飛びましたが、今回はナチュラルハンド20DXとケラチナミンWクリームのどちらが優れているのか検討していきます。
この記事の目次
1、 はじめに
2、 ナチュラルハンド20DXとは
3、 ケラチナミンWクリームとは
4、 両者の比較
①、値段の違い
②、成分の違い
5、 検討結果・さいごに
ナチュラルハンド20DXとは
ナチュラルハンド20DXは手肌の乾燥や荒れの治療に優れた作用を持つ塗り薬です。主成分の尿素20%が肌荒れを緩和し、厚くなった皮膚を滑らかにする働きがあります。
詳しくはコチラを参考にして下さい。
関連記事:自然な手指を目指す方にはナチュラルハンド20DXがお勧め(第3類医薬品)
ケラチナミンWクリームとは
興和株式会社が製造販売元である手あれ、角化症を緩和するための塗り薬です。ケラチナミンコーワクリームは尿素20%が単独で配合されていますが、Wクリームは配合成分が追加されています。
尿素製剤は角質のたんぱく質を分解し、厚くなった皮膚を和らげる作用がありますが、軽い症状の皮膚に使用すると、皮膚のターンオーバーが早まり、十分に水分を保持できていない敏感肌に繋がることもあります。
このため、症状が出ていれば使用はできますが、長期的な塗布はさけるべきだと考えられます。
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両者の比較
お値段の比較
ナチュラルハンド20DX65g:税込1008円(1gあたり15.5円)
ケラチナミンWクリーム75g:税込1522円(1gあたり20.2円)
5円の差は意外と大きいものです。大量に使用する予定がなければナチュラルハンド20DXで問題ないでしょう。あとは有効成分の違いで判断ですね。
成分の比較
ナチュラルハンド20DX(100g中)
・尿素20g(20%)
・ビタミンE酢酸エステル0.5g
・グリチルリチン酸一アンモニウム0.5g
・パンテノール1g
その他添加物。
ケラチナミンWクリーム(100g中)
・尿素20g(20%)
・グリチルリチン酸0.3g
・ガンマ-オリザノール1g
その他添加物。
まずは主成分の尿素ですがどちらも20%であるので効果の違いはありません。保湿能と硬くなった皮膚を滑らかにする効果が期待できます。炎症止めのグリチルリチン酸に関してもほぼ同濃度配合されています。気にするところではないでしょう。
ナチュラルハンド20DXにはパンテノールが配合されています。パンテノールには保湿作用、抗炎症作用、皮膚軟化作用、組織修復作用がありますので、尿素に補助的に働いてくれるでしょう。
一方ケラチナミンWクリームにはガンマ-オリザノールが配合されています。油性成分であるガンマ-オリザノールは皮膚表面を保護し、バリア機能を高める働きがあります。
検討結果・さいごに
金銭面で購入を考えるならナチュラルハンド20DXがより安価で使用し易いです。尿素が配合されているので割れた部位には使用できませんが、今後割れてしまうかもしれない、割れ易いなどの予想ができるならば、バリア機能を高める成分が配合されているケラチナミンWクリームもオススメできます。お読みいただきありがとうございます。
参考文献:ケラチナミンWクリーム添付文書
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