どちらが家庭の常備薬(塗り薬部門)に相応しい!?メンタームVSメンソレータム軟膏c [塗り薬]
どちらが家庭の常備薬(塗り薬部門)に相応しい!?メンタームVSメンソレータム軟膏c
はじめに
ハピコムブランドで近江兄弟社メンタームという塗り薬が販売されていますが、ロート製薬からはメンソレータム軟膏cという商品が販売されています。商品の名前や爽やかな緑のパッケージは類似しており、何か違いがあるのか気になるところです。
今回は家庭の常備薬(塗り薬部門)に相応しいのは、メンタームかメンソレータムのどちらか!?についてお伝えしていきます。
この記事の目次
1、 はじめに
2、 メンタームとは
3、 メンソレータム軟膏cとは
4、 メンタームとメンソレータムの違い
5、 さいごに
メンタームとは
メンタームとは切り傷、やけどなどの外傷や手荒れ、カミソリ負けなどの皮膚の保護に使用できる皮膚薬です。その用途範囲はとても広く、日常生活で起こりうるあらゆる皮膚トラブルに使用が可能です。
こちらで詳しく記載していますのでご参考にして下さい。
関連記事:生活常備薬として大人気!近江兄弟社メンターム(第3類医薬品)
メンソレータム軟膏cとは
ロート製薬からナースマークでお馴染みのメンソレータム軟膏cが販売されています。メンソレータム軟膏cはひびやあかぎれ、しもやけ、かゆみといった皮膚症状に効果を発揮する塗り薬です。
メンソレータムは100年以上使われているブランドでありその知名度は計り知れないものです。
2つの働きをウリにしています。1つ目は皮膚表面を保護して外部刺激を和らげ、血液循環を良くし、ひびやあかぎれを改善します。2つ目は清涼感成分による局所刺激作用で、しもやけ、かゆみの軽減に効果的です。
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メンタームとメンソレータムの違いは?
違いについては、①成分、②価格の面から考えていきます。
①成分の違い
メンターム
・dl-カンフル(9.6%)
・l-メントール(1.35%)
・ユーカリ油(1.3%)
添加物
・白色ワセリン(66.44%)
・黄色ワセリン(16.63%)
・パラフィン(4%)
・酸化チタン(0.1%)
・テレビン油(0.36%)
・サリチル酸メチル(0.22%)
メンソレータム
・dl-カンフル(9.6%)
・l-メントール(1.35%)
・ユーカリ油(1.5%)
添加物(含有量の記載なし)
・サリチル酸メチル
・テレビン油
・酸化チタン
・黄色ワセリン
主な成分3種類の配合濃度はほぼ同じ結果が出ました。唯一ユーカリ油の配合はメンソレータムが多くなっています。ユーカリ油には抗炎症作用や殺菌作用、虫除け効果など様々な効能が期待されています。
メンソレータム軟膏cには添加物の配合濃度の記載がなく、比べることは難しいのが現状です。ただ、白色ワセリンはメンタームにのみ配合されているので、皮膚の保護効果に関してはメンタームが優れているのではないかと予測できます(あくまで予測です)。
②価格の違い
某ドラックストアでの価格の比較をしてみます。
メンターム85g:税込み410円(1gあたり4.8円)
メンソレータム軟膏c75g:税込み842円(1gあたり11.2円)
参考価格として捉えていただきたいのですが、メンタームが遥かに安いです。1箱あたりでも1gあたりに換算しなおしてもとにかく安いです。価格の面を考えればメンタームで決まりでしょう。
さいごに
ユーカリ油の配合濃度は0.2%メンソレータム軟膏cが優れていますが、それ以外の成分の違いはほとんどありません。価格の面からはメンタームが遥かに安く、特にこだわりがなければメンタームで間違いないでしょう。お読みいただきありがとうございます。
参考文献:メンターム・メンソレータム軟膏c添付文書
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