SSブログ
セルフメディケーション税制度 ブログトップ

セルフメディケーション税制度にハピコム商品は対象となるのかな [セルフメディケーション税制度]



セルフメディケーション税制度にハピコム商品は対象となるのかな






はじめに




2017年度からセルフメディケーション税制度が新設されます。セルフメディケーション税制度とは年間の市販薬購入額が12000円以上であれば減税できる税制度です。従来の医療費控除の市販薬版と考えればわかりやすいでしょう。


医療費控除は病院への通院費、薬局でのお薬代、また出産費用や歯の治療費などに加え治療を目的とした市販薬の購入費など合計額10万円以上の場合に利用できる制度です。ただ、同一生計で合算可能といえど、年間10万円というのはハードルが高くもあります。


今回のセルフメディケーション税制度では全ての市販薬ではなく、税制度の対象となる医薬品が決められています。風邪薬、鼻炎薬、鎮痛剤などあらゆる分野で対象となる薬がありますが、ハピコム商品ではどうでしょう。ひとつずつ確認してきます。





この記事の目次



1、 はじめに
2、 セルフメディケーション税制度とは
3、 セルフメディケーション税制度の注意点
4、 対象となるハピコム商品は
5、 ハピコム商品の対象商品一覧
6、 さいごに




DSC_1268.JPG





セルフメディケーション税制度とは




生活している限りは納税する必要がありますが、税金が高いと思ったことはありませんか。所得税に住民税、消費税に固定資産税‥。税金で手取りの収入が減り生活は苦しくなるばかりです。今回のセルフメディケーション税制度を利用すると年間の市販薬の購入費を減税することができます。


セルフメディケーション税制度は私たち国民の医療費の削減を目的としています。軽い症状であれば病院に行かずに、セルフで市販薬を購入し自分たちで治療してもらおう。この制度の開始にはそんな意図があるのでしょう。


これまでうまくセルフメディケーションは広まりませんでした。病院では保険証が使えますが、市販薬には使えません。3割の支払いが10割の負担になります。薬に対する私たちの負担は増えてしまいます。これではドラックストアで薬を買う気にはなかなかなれませんよね。


この税制度がいい方向に進むとよいですが‥。




セルフメディケーション税制度の注意点




年間の市販薬の購入費が減税されますので、私たちとってもよい制度でしょう。ただ、利用するには6つの注意点があります。


まず利用できるのは、①きちんと所得税と住民税を納税していて②健康診断やがん検診などの健康維持に努めていることが最低要件です。さらに③年間の対象市販薬の購入費が12000円以上で購入したレシートが必要なこと④翌年に確定申告が必要なことです。そして⑤医療費控除とセルフメディケーション税制度は併用できないこと⑥対象とはならない市販薬もあることです。


だいぶ簡単な説明で恐縮ですが、詳しく知りたい場合にはコチラのサイト記事をご参考にして下さい。


参考サイト記事:話題のセルフメディケーション税制度を賢く利用しよう!





対象となるハピコム商品は




ここからが本題です。今回の税制度の対象市販薬は鎮痛剤のロキソニンS(第一三共ヘルスケア)やイブクイック頭痛薬DX(エスエス製薬)、鼻炎薬のアレグラFX(久光製薬)やアレジオン20(エスエス製薬)、総合風邪薬のパブロンエースAX(大正製薬)やベンザブロックLプラス(武田薬品工業)など厚生労働省に指定された有効成分を配合した商品が該当します。


ではハピコム商品はどうでしょうか。全ては難しいので代表どころで考えてみます。


まず総合風邪薬のルキノンエース錠EX(指定第2類医薬品)は、対象商品です。有効成分のイブプロフェンが配合されていますので間違いありません。すると鎮痛剤のイブプロフェン含有商品・ルキノンファーストや解熱鎮痛剤クニヒロも対象商品となります。


ただ、鎮痛成分がアセトアミノフェンの総合かぜ薬クニヒロやパイロンS錠、アデロンゴールド微粒Aは対象ではありません。が、アセトアミフェン配合のルキノンKB錠は対象商品です。これは去痰成分のブロムヘキシンが配合されているからです。パブロンLにも当てはまりますのでこちらも対象商品です。


鎮痛剤といえばロキソニンSを思い浮かべる方が多いでしょうが、当然同じロキソプロフェン成分を配合したロキソプロフェンソフトカプセル「BMD」も対象商品となります。


鼻炎の薬ではルキノン錠AZ(アゼラスチン配合)は対象ですが、鼻炎薬Aクニヒロは対象ではありません。せきどめ薬ではルキノンせき止め液(ブロムヘキシン配合)が対象です。


痛み止めの貼り薬や塗り薬も一部対象の商品があります。ジクロフェナクやインドメタシン、フェルビナクなどのNSAIDs配合の外用剤・ジクロファインZXテープ、フェルビナクフレッシュタイムローションF、プロナインドメタシンゲル、スキュータムIDなどは対象ですが、サリチル酸系のアスコラルL類は対象とはなりません。


痒み止めなどの塗り薬に関してはヒドロコルチゾン(ステロイド剤)配合のマニューバEX9ゲル・液やエフェクトプロ軟膏・クリームは対象となります。他にもウフェナマート(非ステロイド性抗炎症剤)を配合したエンクロンUFクリームEXが対象です。ただ、尿素剤や抗ヒスタミン配合薬の塗り薬は対象にはなりません。


また、胃薬ではガスター10と同じ成分を配合したファモガス・ニチブロックが対象となります。


ちなみに、ヒストミンゴールドやマージョンDX3000αなどのドリンク類、うがい薬やのどスプレー、トローチ、酔い止め薬などは対象にはなりません。




ハピコム商品の対象商品一覧




・総合風邪薬

ルキノンエース錠EX
ルキノンKB錠
パブロンL


・鎮痛剤

ルキノンファースト
解熱鎮痛剤クニヒロ
ロキソプロフェンソフトカプセル「BMD」


・鼻炎薬

ルキノンAZ錠


・せきどめ薬

ルキノンせき止め液


・消炎鎮痛外用薬

ジクロファインZXテープ
フレッシュタイムローションF
リフェンダフェルビナクゲル
プロナインドメタシンゲル
スキュータムID
スキュータムIDホット


・虫さされ薬、皮膚病薬

マニューバEX9ゲル・液
エフェクトプロ軟膏・クリーム
エンクロンUFクリームEX


・口唇ヘルペス治療薬

ヘルペエース


・胃腸薬

ニチブロック
ファモガス
ロペラマックサット


※抜けているものもあるかもしれませんがご了承下さい。





さいごに




今回のセルフメディケーション税制度の対象となるハピコム商品は意外と少ない結果になりました。もしこの制度が浸透していくと対象商品の売れ行きがあがり、対象でないものは売れなくなってしまう懸念があります。売れなくなった商品を取り扱う製薬会社の最後は‥。


なんとなく心配な点はありますが、この税制度で税控除があればお客さんにとってはいいことばかりですので、是非活用すべきだといえます。お読み頂きありがとうございます。



スポンサーリンク







スポンサーリンク








nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康
セルフメディケーション税制度 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。