【頭皮湿疹治療薬】ワルツHDがリニューアルしました!(指定第2類医薬品) [頭皮のトラブルに]
【頭皮湿疹治療薬】ワルツHDがリニューアルしました!(指定第2類医薬品)
はじめに
以前、当ブログでもご紹介させていただいた頭皮湿疹治療薬・ワルツHDがリニューアルになりました。今記事ではリニューアルのポイントをまとめてみましたので、頭皮湿疹でお悩みの方のご参考になれば幸いです。
以前のワルツHDについてはコチラを参考にして下さい。
参考記事:頭の痒みや湿疹にはワルツHDがお勧め(指定第2類医薬品)
この記事の目次
1、 はじめに
2、 ワルツHDとは
3、 ワルツHDの有効成分は
4、 旧商品との違いは
5、 何に使える?
6、 注意点を少しだけ
7、 さいごに
ワルツHDとは
ワルツHDとは株式会社・新新薬品工業の製造販売しているハピコムブランドの商品です。主に頭部の痒みや赤みなど頭皮湿疹でお困りの方を購買ターゲットとしています。頭皮には軟膏やクリームなどの剤形は髪の毛についてしまい効果が十分に得られません。ワルツHDはローションタイプであり、きちんと頭皮に使用できるのが特徴のひとつです。
ワルツHDの有効成分は
ワルツHDには、アンテドラックと呼ばれるPVA(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)が配合されています。いわいるステロイド剤ですが、PVAは体内に吸収されると作用の弱い物質に変化する特性があります。皮膚表面で効果を発揮し、吸収されると穏やかになる、ということです。
「ステロイド剤」というと怖いイメージがあるかもしれません。皮膚の黒ずみ(賛否両論あり)や皮膚の萎縮など関連が囁かれていますが、大量に長期に使用しなければ優れたお薬であることは間違いありません。PVAはアンテドラックであるため悪い作用の影響も少ないと考えることが出来ます。
ワルツHDは赤みを鎮めるPVAのほかにも、痒み止めのジフェンヒドラミンやリドカイン、炎症止めのグリチルリチン酸二カリウム、殺菌作用のイソプロピルメチルフェノール、清涼感成分l-メントールを配合しています。
旧商品との違いは
では旧商品との違いはあるのでしょうか。まずは、パッケージが異なります。以前の緑色から淡いブルーのパッケージに変更になりました(以前の商品は類似商品のムヒHDが緑色だったから、合わせたのではないかと筆者は予想しています)。変更の意図は分かりませんが、まったく新しい商品のように感じられますね。
さて、有効成分は、というと‥全て一緒です。有効成分の配合量も同じですから目も当てられません。
ただし、良くなったこともあります。それは容量が20mlから30mlに増えていることです。そして気になるお値段ですが、旧商品は税込み1008円に対してリニューアル商品は税込み1008円。同じです。
つまり、有効成分やお値段の変更はなく、容量を1.5倍増やした商品と言えます。
何に使える?
これまで頭皮湿疹に優れた効果、とお伝えしてきましたが他の症状にももちろん使用できます。例えば、身体の湿疹や皮膚炎、あせも、かゆみ、かぶれにも効果がありますし、虫刺されやじんましんの緩和にも働きます。ではなぜ頭皮湿疹で宣伝しているのかというと‥。
(先ほども言いましたが)ターゲットを絞ることで販売個数(売り上げ)を増やす目的だからです。皮膚科に受診する方も多くいますが、頭皮湿疹でお悩みの方は意外に多くいらっしゃいます。ワルツHDはなかなか言い出せないその悩みの解決に適しています。
注意点を少しだけ
自分は頭皮湿疹だ!とはっきり言える方は大変珍しいです。頭皮のトラブルは実際にみることも難しいですし、判断がつかない場合もあります。皮膚科では抗真菌剤の配合された薬が処方されることもありますので、はっきりしない場合には、まずは受診することが大切です。
さいごに
今回はリニューアルしたワルツHDをご紹介させていただきました。単純に言えばお値段そのまま容量は増えた!ということでまとまります。頭皮湿疹や皮膚炎、肌のかゆみでお困りの際にはご使用してみてください。
お読み頂きありがとうございます。
◆【第(2)類医薬品】ワルツHD 30mL【セルフメディケーション税制対象商品】
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頭の痒みや湿疹にはワルツHDがお勧め(指定第2類医薬品) [頭皮のトラブルに]
頭の痒みや湿疹にはワルツHDがお勧め(指定第2類医薬品)
はじめに
頭が痒い時ってありませんか?ちゃんとシャンプーを使って洗っているのに、赤くなったり痒みが出たり。そんな場合はいわいる頭皮湿疹かもしれません。
ドラックストアでは頭皮湿疹用の薬が販売されています。有名なのはムヒHD(池田模範堂)ですが、ハピコムグループからもワルツHD(新新薬品)という頭皮湿疹に優れた効果を発揮する塗り薬が販売されています。
今回はムヒHDと比較しながらワルツHDを紹介していきます。
この記事の目次
1、 はじめに
2、 ワルツHDとは?
3、 ワルツHDの成分は?
4、 ワルツHDとムヒHDの比較
①、 成分の比較
② 、値段の比較
5、 比較の結果
6、 さいごに
ワルツHDとは?
頭皮などの湿疹、かぶれ、皮膚炎に効果を示すワルツHD。炎症止めや、痒み止め成分を配合し、頭皮のトラブルにはもってこいの商品です。
透明のローションタイプのため目立ちにくく、またスポット式容器を採用しているので、患部にピンポイントで使用することが出来ます。
ワルツHDの成分は?
ワルツHDには6つの主有効成分が配合されています。
・プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)
・ジフェンヒドラミン塩酸塩
・グリチルリチン酸二カリウム
・イソプロピルメチルフェノール
・リドカイン
・l-メントール
他添加物
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)は優れた炎症止め作用のあるステロイド剤です。ステロイド剤に苦手なイメージもあるかもしれません。長期連用で皮膚萎縮などの副作用がある一方、炎症止めの効果はかなり優れています。短期間で部分的に使うのであればほとんど心配はいらないでしょう。
その他、痒み止め成分ジフェンヒドラミン塩酸塩とリドカイン、炎症止めのグリチルリチン酸二カリウム、殺菌作用のイソプロピルメチルフェノール、清涼感成分のl-メントールが配合されています。
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ワルツHDとムヒHDの比較
ワルツHDのモデル商品はムヒHDと考えられるでしょう。少し比較していきます。
・成分の比較
ワルツHD(100g中)
・プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA):0.15g
・ジフェンヒドラミン塩酸塩:2g
・グリチルリチン酸二カリウム:1g
・イソプロピルメチルフェノール:0.5g
・リドカイン:2g
・l-メントール:1g
その他添加物
ムヒHD(100g中)
・プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA):0.15g
・ジフェンヒドラミン塩酸塩:1g
・アラントイン:0.2g
・パンテノール:1g
・イソプロピルメチルフェノール:0.1g
・l-メントール:3.5g
その他添加物
まずは共通点です。両者ともにPVAのアンテドラック型ステロイド剤、痒み止めジフェンヒドラミン、殺菌成分イソプロピルメチルフェノール、清涼感成分l-メントールを配合しています。
PVAは同量ですが、ジフェンヒドラミン、イソプロピルメチルフェノールはワルツHDが多く、l-メントールはムヒHDが多く配合されています。また、グリチルリチン酸、リドカインはワルツHDのみに配合され、アラントイン、パンテノールはムヒHDにのみ配合されている成分です。
(ちなみにアラントインは組織修復成分で、パンテノールには保湿、皮膚組織修復、抗炎症作用があります。)
成分だけで考えていくと、清涼感を得たいのであればムヒHD、痒みがひどいのであればワルツHDを選択するのが無難でしょう。
続いてお値段の比較です。
・値段の比較
ワルツHD20ml:税込み1008円
ムヒHD30ml:税込み1213円
お馴染み某ドラックストアの参考価格ですが、ワルツHDが205円安い結果が出ました。ただ、容量が異なるので1mlあたりの値段を確認してみます。
ワルツHD20ml:税込み1008円:1mlあたり50.4円
ムヒHD30ml:税込み1213円:1mlあたり40.4円
このように1mlあたりではムヒHDがお得であり、少し長く使うのであればムヒHDを選ぶのもアリですね。
比較の結果
どちらが完全に優れている結果は出ませんでした。成分の面では、清涼感で選ぶならムヒHD、痒みがひどいならワルツHDで、値段の面からは短期ならワルツHD、長く使うのであればムヒHDでよいのではないでしょうか。
さいごに
今回はムヒHDと比較しながらのワルツHDの紹介でした。頭皮湿疹でお困りの方にはムヒHD、ワルツHDの使用がオススメです(もちろんそれ以外にも使えます)。ただ、お時間に余裕があれば皮膚科の先生に診てもらうのが一番いいかもしれません。お読みいただきありがとうございます。
参考文献:ムヒHD、ワルツHD添付文書
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ローションタイプのエンクロンもあるよ!エンクロンローションEX(指定第2類医薬品) [頭皮のトラブルに]
ローションタイプのエンクロンもあるよ!エンクロンローションEX(指定第2類医薬品)
はじめに
突然ですが、あせもや痒み、虫さされの場合に薬は何を塗りますか?液体ムヒ(池田模範堂)やキンカン(金冠堂)、あせも用のクリームなどが候補にあがるでしょうか。
では毛深い場所や頭の痒み、また、患部が広い範囲に渡る場合ではどうでしょう。市販されている軟膏やクリームの塗り薬ではべたついて塗りくく、さらには、広い範囲にも塗りにくいのではないでしょうか。そこで皆さん思うのです。
あ~液体タイプの塗り薬があればなぁ~。
ドラックストアでは範囲の狭い患部にも直接塗れるローションタイプの塗り薬も販売しています。それがエンクロンローションEX(資生堂薬品)です。
今回はエンクロンローションEXがどのような商品なのか記載していきます。
この記事の目次
1、 はじめに
2、 エンクロンローションEXとは?
3、 液剤が塗りやすい?液体ムヒやキンカンも液剤だからOK?
4、 エンクロンローションEXの成分について
5、 さいごに
エンクロンローションEXとは?
エンクロンローションEXとはハピコムグループが販売しているローションタイプの塗り薬です。かゆみや湿疹、虫刺され、かぶれなどに効果を発揮します。
ローションタイプは浸透しやすく、また、伸びが良く、患部が広範囲に渡る場合にもとっても塗りやすい特徴があります。
また、軟膏やクリーム剤で塗布をしにくい場所(髪の毛やわき、毛深いところ)にもローション(液体)タイプが塗りやすいということもメリットのひとつです。
液剤が塗りやすい?液体ムヒやキンカンも液剤だからOK?
もちろん液ムヒやキンカンでも患部に塗れるのであれば問題ないでしょう。ただ、液ムヒやキンカンは皮膚表面に当てて薬を浸透させる液剤ですから、かき分けたとしてもどうしても毛に触れてしまいます。
まったく関係のない毛に薬液がついてしまえば、薬のついた気持ち悪さと、毛に何らかのダメージを与えてしまうでしょう。毛が抜ける原因になってしまうことさえあります。
この点、患部にピンポイントで薬液を塗布する容器になったローションタイプの液剤(つまりエンクロンローションEX)でしたら、必要な部位のみに塗布できるので不要な心配をしなくてOKです。
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エンクロンローションEXの成分について
エンクロンローションEXの成分をみてみましょう。
・プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)
・ジフェンヒドラミン塩酸塩
・クロタミトン
・トコフェロール酢酸エステル
・イソプロピルメチルフェノール
他添加物です。
いわいるステロイド剤のプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルですが、優れた炎症止めとして患部の腫れや痒みを和らげます。PVAはアンテドラックとも呼ばれ、患部で効果を示し、吸収されると低活性の物質に変わる性質があります。このため通常のステロイド剤に比べて安全性が高いと考えられるでしょう。
また、痒み止めとしてジフェンヒドラミン塩酸塩とクロタミトン、血行促進作用のあるトコフェロール酢酸エステル、殺菌効果のあるイソプロピルメチルフェノールが配合されています。
さいごに
今回は広い範囲にも塗り易く、毛深い場所にも塗布し易いエンクロンローションEXのご紹介でした。優れた商品ではありますが、ステロイド剤配合のため、長期間の使用は避けるべきです。
自己判断での使用は症状が長引く恐れもありますから、医師や薬剤師、登録販売者に確認してから購入を検討しましょう。お読みいただきありがとうございます。
参考文献:エンクロンローションEX添付文書
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